多様性豊かなつながりを育む「移住の⾥」を目指して
七尾市の南西端に位置し、お隣の中能登町にも接している高階地区は、9つの町会から構成されている農村地域です。「七尾市たかしな地区活性化協議会」は、地域内の各種団体と連携・協働して地域活動を展開し、明るく健康的で住みたくなる地域づくりを目指しています。
七尾市の南西端に位置し、お隣の中能登町にも接している高階地区は、9つの町会から構成されている農村地域です。「七尾市たかしな地区活性化協議会」は、地域内の各種団体と連携・協働して地域活動を展開し、明るく健康的で住みたくなる地域づくりを目指しています。
七尾市南⻄部に位置する高階地区は、⼈⼝約1000⼈の集落です。
空き家情報の整理や移住希望者とのマッチング、移住体験プログラムの開発に取り組み、七尾市内では「移住の⾥」と呼ばれています。
ポイントは、高階の暮らしを伝える『集落の教科書』。
移住者には分からない、地域にある様々な「暮らしのルールや⾵習、しきたり」を明⽂化し、地域内に配布したことで、移住者と住⺠をつなぐツールとなっています。
2015年度からの5年間で15組22名の⽅が地域内に移住し、一緒に地域活動を進めています。こういった取り組みが⾼く評価され、令和元年度第10回地域再⽣⼤賞の優秀賞を受賞しました。
年々、移住希望者も増えており、移住者に対する住民の意識も醸成されつつあります。
「何もないところ」と思い込んできたこのまちを、「太鼓のまち」・「豊かな田園風景のまち」・「コミュニティ力が強いまち」など多くの特色のあるまちへと、住民たち自ら作り上げていきます。
当協議会は、2018年に廃校となった旧⾼階小学校舎に、コミュニティセンター(公民館機能)が移設されたことに伴って、昨年から指定管理者として運営管理を行っています。
地域の⼈たちが楽しめる季節ごとのイベントをはじめ、近年では地域おこし協⼒隊を中⼼に地域内外を巻き込んだイベントも盛んに開催しています。「廃校で逃⾛中」「廃校でビアガーデン」「廃校で2020cmの恵⽅巻きづくり」など、これまでに⼤勢の⼈が集まる話題性の⾼い企画も実施してきました。
移住者がこの地域に暮らし続けたいと思えること、また地元住⺠が地域活動に対して主体的に参画できること、そして何よりこの地域を担う次世代が暮らしやすい地域になることを目指して活動に取り組んでいます。
そのほかにも、⾦沢⼯業⼤学建築学部の学⽣たちと共に、地域の古⺠家をリノベーションして利活用するなど、外部との協⼒活動も盛んに行っています。
また、これまでの活動の中でも反響の大きかった『集落の教科書』(2019年3⽉)は、「良いことも、そうでないことも、ちゃんと伝えたい」という想いから、NPO法⼈テダス(京都府南丹市)のノウハウに学んだ地域おこし協⼒隊の隊員・任⽥和真さんが編集⻑となり、地域の⼈たちの協⼒のもと発刊しました。
移住者にとって、移住後に⼿探りでしか知る術のない「高階地区のローカルルール」や「田舎暮らしのコツ」を丁寧に掲載したことで、移住者が移住前から安心して地域に入り込んでいけるツールとして活躍しています。
当教科書の編成の過程は、地元ルールを整理するきっかけにもなり、地域住民にとってもこれまで曖昧になっていた地域運営を脱する一歩になりました。
そのほかにも、移住者がゲストハウスを開業し、そこでは昼間はカフェ、夜は定期的にBARも開かれており、この⼟地の暮らしを体験したい⼈たちが気軽に訪れることのできる場所になっています。
集落内には、ゆっくりくつろげるお洒落なカフェが3軒もあり、都会の喧騒から離れてリラックスするためにわざわざ訪れる⼈たちもいます。
七尾SDGsコンシェルジュでは、七尾市内のプロジェクトや企業と共に、地域資源の発掘・磨き上げや、地域課題の解決に向けて一緒に取り組む法人パートナーを募集しています。
地域で社会貢献がしたい!七尾で頑張るあのプロジェクト・企業を応援したい!新たなコミュニティを構築したい!七尾の地域資源を生かした新事業を展開したい!あの人の活動を支援したい!といった想いのある法人の皆様、是非一度ご相談ください。
主な関わり方として「ヒトサポート」と「マネーサポート」の2つがございます。
その他にも、コンシェルジュがご相談者様に合った関わり方をご提案します。
パートナーとなるプロジェクトや地方創生事業に対して、副業兼業・プロボノや『地域おこし企業人』の制度を活用して地域に入り込み、該当のプロジェクトに参画することができます。
パートナーとなるプロジェクトや地方創生事業に対して、資金支援という形で参画することができます。また、民間企業が自治体に寄附する『企業版ふるさと納税』 の制度を活用して、七尾市のSDGs推進をサポートすることも可能です。
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